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『点呼する惑星』「王道楽土」考察。

  • 執筆者の写真: teto takanashi
    teto takanashi
  • 2022年8月6日
  • 読了時間: 2分

泣き供花を踏む王道に    (国が敗れる瞬間はこういう時なのだと実感させられた。)

今も現と見まがう空には火が           (叙事詩的な壮大な曲ではあるが、)

疑団の火が 火が         (情報量が多いのに歌詞が短いのが印象的である。)                    

              (曲のイメージが膨らむ要因として曲調の影響も大きい。)

抱き 悪しき日を耐えて      (情景に対して歌詞の紡ぎ方が的確で流れが良い。)

湧き 武勇の士を称えた   (数人見かけたが、ダークファンタジー的な空気なので、)

今も現と見まがう国には火が           (私もベルセルクの曲かと思った。)

悲惨の火が 火が      (ベルセルク関連ではないが、発想の一端ではありそう。)

     (1では疑団なので王様としては寝耳に水というか、予定外の出来事と推測、)

さぁ さぁ 見よ ショーを    (2では王様の人となりがわかる。耐えて称えている。)

ショーを                   (決して悪い王様では無かったのだ。)

                        (3では野に咲き続ける=日常で、)

火よ 何故 民たちは 走る 走る      (「いまだ/苦渋」と表現していることから、)

火よ 思い出せない 何故           (やはり現実は受け入れがたいという、)

火よ 何故 民たちは 燃える 燃える           (王様の心情が伝わってくる。)

火よ 思い出せない 何故


灰色よ 降れ 相応しく          (惨劇をショーとする皮肉。好きな表現だ。)

何故 野は いまだ 咲く         (そして非日常的な光景であると強調された。)

いまだ 現と見まがう 野辺には 火が(「ショーを ショーを」は現実味のない見世物感と、)

苦渋の 火が 火が(どうしようもない、止めることの出来ない熱と狂気が混ざっている。)


さぁ さぁ 見よ ショーを    (「火よ何故」のパートは4ブロックに分かれている。)

ショーを      (1回目と3回目の「火よ 思い出せない」の「火よ」に対して、)

               (抑え気味だがブレる様なエフェクトがかかっている。)

火よ 何故 民たちは 喘ぐ 喘ぐ   (王様の認知・認識が過度のストレスで限界を迎え、)

火よ 思い出せない 何故      (「白痴の状態である」心理状態と同期している。)

火よ 何故 民たちは 朽ちる 朽ちる              (表現力がとても良い。)

火よ 思い出せない 何故 (褒める所は沢山あるが、私が王道楽土で一番好きなところ。)


補足1:海外の方へ。日本語は訳すの難しいと思いますが、この曲の“何故”はnaniyueです。サムライ言葉ですね。日常的に会話する時はnazeと読みます。


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©2022 by 平沢進考察/小鳥遊テト訳。Wix.com で作成されました。

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